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前日に、藤原不比等について少し触れましたが、関裕二と言う作家の「おとぎ話に隠された古代史」が興味ある説話載せているので紹介しようと思います。
関裕二と言う人は他にも古代史関係の著書があります。博学で面白いには面白いのですが、一つの物語はかなり詳しく調査されてあり私もかなり参考になりましたが、AからBに説明が移行する時、作者の創作で固めてしまうため多少の違和感が生じます。それを除けばかなり面白い読み物だと思います。
その関裕二が「おとぎ話に隠された古代史」の<竹取物語>の項目で、藤原不比等について記載している。かぐや姫の求婚候補のうちの「くらもちの皇子」を不比等になぞらえています。
彼の母は一説だと倉持氏から出ていてそのために「くらもち」の名称使用したと述べています。「くらもちの皇子」の性格は、心たばかりある人、と表現しています。つまり謀略の好きな男と言うわけです。
彼はかぐや姫から「蓬莱の玉の枝」を所望されています。「くらもち」は一計を案じて、優秀な工人にその枝を作らせて姫に献じます。その精巧な作りは本物と見まごうもので姫も結婚を覚悟します。しかし、どうしても「くらもちの皇子」を好きになれなかったのですが、性悪な「くらもち」は工人に制作費を払わずに力で押さえつけたことから、工人が姫にその事を告げたため、嘘が露見したのです。と、物語っています。
<竹取物語>の作者は不明とされていますが、一説には紀貫之と言う説があり、紀氏は蘇我系で藤原不比等とは犬猿の仲であり、その視点で書かれたと言われてはいます。
関裕二はその説を引いて、物語の「くらもちの皇子」を不比等に比定します。
ここでは、「くらもち」は女好きで謀略家と書かれていますが、一方けちな男としても書かれています。けれど、不比等はそんなドジな人間ではありません。紀貫之の私情が入った戯画的存在と書いたとしても、関裕二はそのことに一言触れて書けば問題ないのですが、関さんの癖でそこをすどうりします。
藤原不比等は頭脳明晰で慎重な性格であったと思われます。歴史の上でも不比等の悪評はみられません。数多くの女性と関係しながら、そのことが後の藤原氏繁栄の元となった事のには不比等の深謀遠慮があったはずです。その深く広大な思考行為は天才的で隙なぞを見せない慎重さを窺わせます。本当は大悪人なのでしょうが、凡人には容易に解らない大物なのです。そこの考察が関裕二にはかけているので、私には興味はあるが単なる面白いお話で終わってしまうのです。残念ですが彼の限界なような気がします。しかし、関さんのほかの著作も面白いことは面白いのでお勧めします。
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