上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2011.11.16 創作8
若水雷人は支給さたパトカ~に乗り込み、鳥居刑事を待つ。
「棟梁、遅いですよ」
助手席に座った鳥居は「その棟梁はよせと言っているだろう」と咎めたものの、本当はそれほど悪い気はしてはいない。他人の目が気になっているだけである。
「捜査の名人じゃあないですか。警部とか係長より何ぼかいいでしょう」
パトカ~は井の頭街道を東上し、甲州街道へと入り、四谷へと向かう。
「・・・・・」
「棟梁、四谷署でしょう」
「お前は相変わらず、耳が早いな」
「聞き込みは棟梁仕込みですよ。伊達に総務の女のケツを追い回していないですよ」
鳥居刑事は渋顔を作り
「少しは菊池を見習ったらどうだ」と皮肉を言う。
「ご免こうむりたいですね。あんな振る舞いでは女には持てないですよ」鳥居の若い頃は、女性関係には厳しく、雷人のような態度は訓戒もので、厳重注意を食らう。大体は先輩刑事が見合いの相手を紹介したり、身内が選んだものだ。恋愛にも慎重で身元の確かな娘を選んだ。その点では、多少、雷人のような自由な行動も羨ましくもあったが、刑事という職業を考えれば仕方がないとこもある。しかし、現実には鳥居の時代の警官の意識は現代の警察では大きな差異がある。その現象を初めに許容したのは鳥居と同じ世代のキャリア族であったのは不可解と言えば不可解である。
「そうか。聞き込みの対象が歓楽街なのも聞き込んでいるのだろうな」
「勿論ですよ」
「お前が意欲を示しているのはホステスだろう」
「さすが棟梁、ご推察のとうり。こ汚い男よりは綺麗な若い子の方が楽しいでしょう」
「解りやすい男だな、君は。しかし、自分達は刑事だぞ、一般人とは違うのだぞ」
「そんなことは解っていますよ。間違いがなければ文句がないでしょう。きちんと仕事はこなしますよ」
「何がきちんとだ」
「それをいちゃあおしまいですよ。これでも今まで賞罰規程にひっかったことはありませんよ」
そうだ、そう言うことには要領がいい。天才的といっていい。
「困った奴だ」
「勉強、勉強」「着きましたよ。四谷署です」
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://nigihayahi91.blog65.fc2.com/tb.php/234-19919393
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。