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公園で椅子に座っていたら、三歳位の女の子が近ずいてきた。しきりに草花を指差す。そこには露草が鮮やかな青い花弁を開いていた。私がそれを取って渡すと、笑った顔が五、六年前に可愛いがっていたアズ(梓希)に似ていたので懐かしさがこみ上げてきた。
アズは癇の強い子だったが、不思議と私には懐いて、よく公園に連れて行ったものである。今時の子は人にも自然にもあまり興味を示さない。アズもブランコとか滑り台しか遊ばない子でした。私はタンポポの綿を取り上げ、吹き飛ばしたり、アゲハチョウを山椒の木の側で待ち受けたり(アゲハの幼虫は柑橘類の葉しか食べない)自然の営みを実感させたのが、面白かったのか、私に催促して公園に誘ってきた。その後、目白や鶯、アオジ、ホオジロなどの野鳥を教えると珍しいのかそれらの姿を追うようになった。勿論、鳥はその鳴く声は違うが、アズも聞き分けられるようになった。そうすると、図鑑などを紐解き、野鳥の自然色が気に入ったのかしきりに細かい観察眼が出てきて私との会話も深くなったような気がする。
そんなアズが私は可愛く思い、駄菓子やでママに内緒の無駄使いをしたものである。見つかればひどく叱られるのだが、子供はそんなスリルがたまらないのか、ママに隠れてよく駄菓子やに行ったものである。余程楽しいのか、アズは嬉々として振舞うのが私も嬉しく、つい秘密の買い食いを続けたものだった。
公園でその子を眺めながら、私はアズの顔を思い出して懐かしく思った。もうアズも小学生になったと思う。
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