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舜または、尭の父とも言われる高辛氏の王妃が耳の激しく痛む病気になる。三年もその痛みに悩まされ続けてきた。すると、その王妃の耳から三寸もある虫が出てくる。黄金虫にも蚕のようでもあった。しかし、虫が耳から出ると、王妃の耳の痛さはけろりと、直ってしまった。王妃がその虫を二つに割った瓢に入れて、磐子(さし)で蓋(ふた)をしておくと、それが龍犬になった。
王妃は犬を盤瓢(ばんこ)と名ずける。高辛王がその犬を見ると錦のような色どりでまだら模様の美しい犬だった。王は気に入って愛犬として飼った。時が過ぎて、他国の房王が叛乱を起こした。その勢いは盛んで、戦(いくさ)でも中々勝てそうになかった。
高辛王は臣下を集めて、房王の首を取った者には自らの姫を与えるとお布れをだしたが誰としてそれに応える者はいなかった。
すると、磐瓢が数日、姿を消してある日、房王の首を咥えて帰って来た。王は公約したことなので、姫を嫁にやらなければならないのだが、王は犬に姫を嫁にやるのが惜しくなり、躊躇していると、姫は約束どうり磐瓢に嫁つぐと王に話した。
磐瓢は王に、犬が人間と結婚するには七日間、金の鐘の下に置かなければならない実行して欲しいと頼んだ。王は磐瓢に言われたとうり、その体を金の鐘の下においた。しかし、事情を知らない姫は心配してその鐘を上げてしまった。犬はまだ人間になりきっていなかったので、姫は犬の頭を持ち、人間の体をした者と結婚することになった。(中国の伝承より)

姫と磐瓢は南山に入り、糊塗を凌ぎ、やがて姫は六男六女を産んだ。(一説には三男一女)その子孫は増えて、後の「蛮夷」と呼ばれた。今の長沙武陵の異民族がそれである。(後漢書・捜神記より)

ある人が野外に出て、畦(あぜ)を駆け回っている二匹の犬を目撃した。変に胴の長い犬であった。男が馬のたずなを留めて見守っていると、犬は二匹とも沼へ飛び込み、やがて爆然と水煙が上がって、二頭の白竜となって天上めがけて昇天して行った。それが龍犬である。(宣室志より)

龍犬についての私見
犬はここでは狼のことであろう。狼の勇猛で孤高、途轍もない霊力を秘めた狼と龍という、雨を司り稲妻と言うように稲の生育を司る母神(ははがみ)の合体した姿であろう。


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