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「蛇の宇宙誌」の中に興味ある一節がある。次のような文章です。

「出雲では、神々が集まるからといって、神無月を神在月と呼び、神在月の行事がある。それを「お忌み」という」
「十月になって日本海が荒れるのを、「お忌み荒れ」と呼ぶ。お忌みの期間に、近くの海辺に漂着した海蛇を「龍蛇」と称して拝み、それぞれ、佐太神社、日御碕神社、出雲大社に納めた。「龍蛇」は、竜宮からの使者といい、一般では、これをも「お忌みさん」と呼ぶ。佐太神社には、龍蛇の漂着を見張り、神社に納めとした社人もいた。どうも出雲の神集いの行事には、蛇の神の意識が強く現れているようである」

出雲(杵築)と大和(三輪・御倭)は、海蛇と大物主は海のかなたからやって来る。それは「まろうど」でその魂は第二の我(alter.ego)といわれている。

先ず、神在月に意味である。そして「龍蛇」とその蛇が漂流してきたことである。
神在月については少々、検討が必要である。「龍蛇」はあきらかに、セグロウミヘビであろう。この蛇は黒潮に乗った南洋性の蛇である。折口信夫の云う「まろうど信仰」であると思う。

蛇には二つの特質がある。
1、縄文からの再生と宇宙を司る混沌の神である。
2、弥生以後の水の神の要素である。

出雲には海のかなたから齎された幸を祈る先住民の思いが「海蛇」信仰に現れている。
出雲は、南方、中国江南、朝鮮半島、それに高志に至まで多くの種族の交流があり、北九州にも通じていた。
それが神在月の儀式に通じている。出雲はかなり高度の文化を有した先住民族であった思われます。
私はその権力が杵築大社を築いたのであろうと考えている。古代において、出雲こそが日本海沿岸諸国をまとめていたと思われます。しかし、弥生時代の稲作文化がその生産力で出雲を越えたのであろう。
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