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「記・紀」において天香具山は重要な意味を占めているので私見を述べてみたい。

天香具山は、通説では、高天原を降(くだ)したとされている。

神武天皇が長脛彦に勝利する前に、磐余邑の兄磯城を降すが、そこは要害の地で難攻不落の要塞であった。そこで神武の夢枕に天神が現れ、天香具山の社(やしろ)の土を取って祀れば、兄磯城を征服できると告げた。また、八十猛・赤銅の八十タケルを征するには、天香具山の赤土をもって来て平瓦を作って天神地祇に祀れば征服できると宣託します。

天香具山が現れるのはもう一箇所あります。それは天岩屋戸神話です。
岩屋戸に隠れた天照大神を顕現させるために、天児屋命・布刀玉命を召して、天香具山の真男鹿の骨や天香具山の朱桜を取って鹿の骨を焼きト占し、天香具山の賢木を根ごともちより、上枝に勾玉、中枝にヤタノ鏡、下枝に楮の白布と麻の青布をかけて祀れと詔し、天宇受売命が天香具山の日陰蔓をたすきにかけ、真木の蔓を髪に刺し、笹の葉を束ねて神がかりして、呪祈すれば天照大神を顕現させることが出来ると記しています。

天香具山の物実(ものざね)は、国の支配権・国魂の象徴とありますが、これは即ち、神話的表現でありましょう。その現実的意味は、天香具山の「香具かぐ」にあります。「かぐ」は「かご」の意で、金属を意味します。(鹿児島の「カゴ」もまた金属を産する地と言う意味で、曾を示していることは意味深長です)

つまり、その山には「金属器」は産する意味と取れるのです。当時、兵力の最先端は青銅器に変わる鉄器であるのは言うまでもありません。
金属の存在こそ国力の命運を決します。それは国権の象徴でもあるのです。その力を霊力とみなし
、天香具山に象徴したのが、天石屋戸や神武東征に顕れたとして間違えはないでしょう。天香具山はフツノミタマであり、金属器の象徴としての霊力を有した霊山でしょう。
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