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文献を調べていると、中国と古代日本の神話には類似している説話が多い。

「トウテツ・漢字が見あたらない・この意味は、貪り食うという意味もある。虎に似た怪獣である」は、西南方の荒野で生まれ育った毛人(えみし)で、頭が豚で、生まれながらにした貪欲でけちで自分で働くのが嫌いで、他人の物を奪い取るが、弱い者虐めで、強い者を恐れ、群れをなして、人を見ると隠れ、一人でいると襲う、と言う。この「トウテツ」は黄帝と争って負けた「しゆう(これも漢字にはない)」と同人であると言う。

「しゆう」は<史記>にも出てくる三苗族の長で81人の弟を持ち、彼等は頭に青銅、額に鉄をのせる怪獣である。雨と風の神を従え、苗族も配下にいた。霧や霞で周囲を晦まし、黄帝を指南車(磁気を積む戦車)を使用し対抗するが劣勢であった。黄帝は、そこで天上の西王母に助けを求め、西王母は援軍として魃・女神を降し、天気を晴らし、漸く「しゆう」を破る。(この構造は、神武東征の際、長髄彦に劣勢を天照大神は「ふつのみたま」を降ろして、長髄彦を破る。神武天皇の金鵄は指南車か。これもかなり類似性がある)

「常陸国風土記」
・・・・昔、国巣(くず)<都知久母(つちぐも)または夜都賀波岐(やつかはぎ)>・山の佐伯、野の佐伯ありき。普(あまね)く土窟(つちむろ)を掘り置きて、常に穴に居(す)み、人が来れば窟に入りてかくれ、その人が去れば更(また)郊(の)に出でて遊ぶ。狼の性(さが)、梟の情(こころ)にしてひそかに窺(うかが)いて、掠(かす)め盗みて、招(お)き慰(こしら)へらるることなく、いよいよ、風俗(ふりしわざ・普通の生活)を阻(へだ)てき、・・・・

この二つの文章はなんと似通っていることであろう。これは私の推測に過ぎないのだが、「風土記」の編者は中国の古典を熟知していたのではないかと思われる。
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