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新墾田の、鹿猪田の稲を、倉にあげて、あなひねひねし、吾が恋ふらくは(三八四八番)

訳・新たに開墾した田の、鹿や猪の荒らす田の稲を刈って、倉に積み上げて、ひね米になるように、ほんに、ひね米のようになってしまったよ。私の恋は。

この歌には、忌部首黒磨(いんべのおびとくろまろ)が夢の裏にこの恋の歌を作って友人に贈り、目が覚めてからその友人に暗誦させてみたら、全くその通りであった。という意味の注釈がほどこされており、自分が夢の中で作った歌を贈った友人はちゃんと記憶していた、というふしぎさが語られていた。

これは谷川健一師の「古代海人の世界」の一節だが、心の不思議は時代を超えてDNAに刻まれ、ユングの集合的無意識となって、太古の事象を表出することはありえる。「巫女」や「呪術者(古老)」がその表出を実現したとしても不思議ではない。(ベルナツィ~ク「黄色い葉の精霊」の苗族族長の超人的な記憶力や夥しい数の伝承記憶もまたそれであろう)
大歌所の「神語り」や「天語り」は伝承も有るだろうが、太古の表出があったとも考えられる。
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