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TBSテレビ放映の「生きろ」を観映して、官僚のあり方をつくずく感じた。島田は兵隊でも政治家でもない。彼は役人である。敗戦六ヶ月前に沖縄県知事を受ける必然性はない。本当はその個人的な理由を聞いてみたい気もするが、テレビではそれには触れていない。言えることは彼は軍人ではないのだから、あの劣悪な状況を拒否することもできるはずだ。それを島田は沖縄人ではない、兵庫県人であり、最終学歴は三高(野球の名手)だから、何故沖縄で火中に火をとる必要があるだろうか。私にはよく理解出来ない。

ただ、現実に島田叡は知事を引き受けており、先任の荒井退造警察本部長と共に軍部に抗して県民を救済してゆく。
彼等は明朗に狡猾にそして、真摯に軍部にあたる。「照る照る坊主照る坊主」が彼等の合言葉である。

この言葉は非常に恐ろしい呪文で、農産物の収穫が望めなくなってゆきずまった農民が生贄を覚悟の上(多分自分の娘だろう)神に捧げ、報われなかった時には娘を殺す祈りである。

この詩は島田・荒井の両氏を暗示するように、彼等は沖縄いや、人間として身を犠牲にして黄泉の国へ向う。
島田の言う「断じて行うは鬼人もこれを避く」は虚しく響く。彼等はテルテル坊主として贖罪したのだろうか。
赴任の時、島田は大阪に妻子を残してきたのは、覚悟だったのか運命を感じたのだろうか。それとも黒い糸に導かれたのだろうか。非常に霊意に満ちた映画であった。
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