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洞庭湖で魚を取っていた漁師が一人の乙女を助ける。この乙女は龍女が姿を変えていたものである。竜女はお礼に珠をくれた。そして、女は竜宮に来るように誘った。漁師はその珠を持って湖底の竜宮へ行き、二人は結婚して楽しく暮らす。しかし、ある時、漁師は母が恋しくなって、帰郷することになった。その時、竜女は宝の手箱を渡して「何時でも、寂しくなったら、この箱に向かって私の名を呼びなさい。でも、決して箱を開けてはいけません」と言った。漁師が帰郷して見ると、母は昔に死んでいて、村の様子もすっかり変わっていた。竜宮の一日は人間界では十年になる。漁師は驚き、悲しんで、その理由を竜女に聞こうと思い、慌てて、宝の手箱を開けてしまう。すると、若者は忽ち年老いた白髪の老爺に変わってしまい、やがて洞庭湖の畔(ほとり)で死んだ。

これは浦島伝説や山幸・海幸神話等と共通する話である。


坂~境について一言
この世と異境の間には「坂」があると、古代人は考えた。
この世と死者の世界との境にはあ「黄泉ひら坂」が。この世と海神の世界の境には「海坂(うなさか)」がある。坂は境であり、個別の空間を繋ぐものである。国と国の境には、坂や道、橋が横たわる。こちらからあちらへ行く道程を越えると、そこには異なった掟が存在する。掟は決め事である。双方の了解なしでは何らの意味をなさない。
精神の世界に例えれば、異なる空間に異なる存在が侵入してもそれはなにも見えないと同じである。そこにある歪みが生じすとその段差に亀裂が出来て歪んだ空間ではあるが、交流が生まれる。それは次元の異なった交流である。同じ場所にいて異なった場所へ移動できると言う不可思議な現象を体験出来るのは楽しいことである。
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