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ヤタカラスについては神武天皇の先導役としての神話に何らの疑問を持たなかった。


しかし、「山城国風土記逸文」を読んでいるうち、丹塗矢だ石川の瀬見の小川の河上から流れてきたと言う一節を読み、ふとこの神はスサノオ命のように漂流神ではないかと思い浮かんだ。ただ、この神はある地点から他の地点に移った負の神で敗残者であろうと思った。

ヤタカラスは鴨氏の祖で、賀茂別雷神社の祭神は別雷神のように鴨氏とは密接な関係である。そのヤタカラスは中国の神話では太陽の黒点と結びつき「火の神」である。このヤタカラスも別雷神との関係から「火の神」と推察される。神武天皇自体、「火の神」の末裔ではある。又、雷は<火具土神>から生まれた、雷・大山祇神・タカオカミの一柱で「火の神」の系列ではある。

もう一つ、鳥は天空から俯瞰が出来るので、情報にも通じていると古代人には信じられていた。ヤタカラスが神武天皇の案内人として選ばれたのは火の神とともに情報人としての役割をなしていると言える。


私は山の神が「火の神」の系列であるのが気がかりではある。「古事記」による神話を読むと、常に「山の神」が優位にあり、海の神は服従させられている。八世紀の皇孫は渡来系の海人族の末裔が主導権を握っているのに、この矛盾は何なのであろう。また、薩摩の地が火山の大噴火を三度に渡り見舞われて、そのたびに復活している史実と何らかの関係はないだろうかと考え進めると、矢張り「日本」は火の神と密接な関係があるような気がしてならない。
少しこの事は深入りしそうな予感がする。
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