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アメタはハイヌエレを殺したことで仲間の人間達を呪い、サテネ(村の守り女神)も彼等に立腹した。彼女はタメネ・シワの広場の一つに大きな門を建てた。その門はマロ踊りの輪の形と同じように九重の螺旋形をしていた。それから彼女は自分は門の片側の大きな木の幹の上にハイヌエレの腕を夫々の手に一本ずつ持って立ち、人間達を皆、門の反対側に集めておいて彼等に告げた。

「私はもう、ここには住まない。何故ならば、お前達はハイヌエレを殺したからだ。私は今日、その前に、今、お前達は皆、この門を通り抜けて私の所に来なければならない。うまく通れた者は人間でいる事が出来るが、通れなかった者は他の姿になるだろう」

人間達はそこで皆、螺旋形の門を通り抜けようと試みたが、全員が通るのに成功したわけではなかった。門を通って、サテネのもとに行き着くことが出来た者のうち、ある者は彼女のいる幹の右側を通り、ある者は左側を通った。サテネは両側を通過する者達を全てハイヌエレの腕で打った。左側を通った者は、五本の竹を飛び越えさせられて、パタリマ(五人間)と呼ばれるセラム島の東部に住む諸族の祖先になり、右側を通った者は、九本の竹を飛び越えさせられて、島の西部に住むパタリマ(九人間)と呼ばれる諸族(ウエマ一レ族もその一族)の祖先となった。

それからサテネは人間達に言った。
「私は今日のうちにお前達の所を去る。お前達は地上では、もう二度と私の姿を見ることはないだろう。お前達は死んで初めて、また、私と再会するだろう、だが、その時には、私の所に来るまでは辛い旅をせねばならないだろう」
こう言うとサテネは地上から姿消し、それ以来彼女は精霊・二トウとなって、死者の山であるサラファ山の上に住んでいる。死んだ人間が彼女のもとに行く為には、八つの山越えをしなければならなず、これらの山にはそれぞれ別の二トウが住んでいる。
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