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「古事記・日本書紀」には数々の訝しい点がある。例えば、海幸彦の主張、市乾鹿文の処罰などであるが、大きな説話ではイザナギ命の禊祓いがある。これは天孫の原点であり、三貴子の誕生の始原である。

イザナギ命は黄泉の穢れを禊をするわけだが、これを「記・紀」研究者は再生の神話と説く。そして、ここから様々な貴人の派生が語られる。しかし、イザナギ命は黄泉からの帰還の原因を追究した識者は見当たらない。
イザナギ命は地上の国を建設する為の援助をイザナミ命に依頼するべく黄泉を尋ねたはずである。そのため、イザナギ命はイザナミ命に帰還を願う。しかし、イザナミは黄泉戸喫をしたため、その国の大王にその許しを願う為に奥へ行く。それにはイザナミ命の消息を追わないで欲しいと要求する。イザナギはそれに同意するが、あまりにも遅い行動に約束を破ってイザナミを見てしまう。そこにはイザナミ命の死体が横たわり、蛆が湧き、雷が輝いているのを見てしまう。
それはイザナギ命の「掟破り」の結果である。

黄泉を追われたイザナギ命は禊をするのだが、その原因を辿れば、イザナギ命の「罪落し」なのである。
現代に還元すれば、イザナギ命でその禊は「掟破り」の背景を考えると、罪を負うのはイザナギ命でその深層を考慮せずには片手落ちのような気がする。
その視点はこれからの課題のような気がする。一考を要する。
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