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今野敏の「レッド」を読みました。核兵器を主題にしたたわいのない推理小説ですが、今の原発に通じる問題を含んで、少々考えさせるものがあります。
山形県の戸峰町にある沼湖周辺の環境調査をするように二人の調査士が依頼されて、現地へ派遣されるところから小説は始まります。二人は政府の外郭団体の所属で閑職に余儀なくされている厄介者で一人は警察官でもう一人は自衛官です。そこは地元の人間からは蛇姫沼といわれる祟りの噂がある沼で地元民が寄り付かない所です。そこを二人が調査するのですが調査が進むに従って、その沼には核兵器が埋められていることが判明します。その核兵器が長年の水の侵食をうけて、放射能が洩れていることが解ります。
その経緯がまあ、現実離れがしていて、ソ連崩壊の時、特殊な核兵器「レッド」が米国の大統領の承認なく軍事・諜報機関だけの作戦で日本の小さな沼の畔に埋められることになるのです。その時、米国の防衛族が選挙区が戸峰町であるN党の幹事長である人間に,依頼するのです。勿論、米国は日本の総理を通じて依頼するのですが、困惑した総理は幹事長に相談した結果、幹事長は独断で蛇姫沼の祠に埋めるという設定になっています。
話としてはありえるでしょうが、現実的には無理のある話です。
現在、原発の放射能の漏洩が問題になっていて、それに対処する利権屋や出世・地位の亡者たちの邪まな行動を見るとき、この小説はそのことを考えさせる一端にはなると思います。
と、この小説を読み終わって、ラジオを捻ると、武田鉄矢さんが日本で一番長く続いている家族・天皇の植林について話しているのを聞き、東北の地震・津波災害の復興を植林と言う切り口で考えもあるっと、思いました。
私は「記・紀」にある塩土老爺の唱える<東に美き(よき)地(くに)あり、青山四周(せいざんよもをめぐ)れり>を思い出せます。日本は清らかな山や川そして海に恵まれた<美き地>(よきくに)なのです。
不幸中の幸いとして、荒廃した荒野を<美しい国>にする計画を立てて欲しいものです。未来を見据えた植林と電柱の地下化など住民の住みよい政策こそが大事なのです。関係者には英断をお願いして良き政策を実行してもらいたいものです。
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