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物部氏に関して、次ぎの文章がある。

物部氏は金属の利器を用いて他者を害する邪霊を祓い、麻布を輪に結び遊離魂を身体の中府に鎮める呪いの儀式を行った。とある。

私はこの文章に違和感を感じていた。それは弥生時代と縄文時代の混合をこの文章に見るからである。金属が日本列島に伝来したのは弥生時代である。しかし、麻布は縄文以来日本列島に存在していた。つまり、ここには縄文と弥生の呪術の混同があるのだ。
それを私流に解釈すれば、元来、物部氏が麻布を使い呪術的行為をしていたが、朝鮮列島から金属技術や農耕技術を携えてニギヤヒ命が渡来した。命(みこと)は呪術者であり、十種の神宝を操る呪術者でもあり、その先進性で先住民の物部氏の呪術性を上回り、物部氏を屈服させた。

一方、物部氏は北九州の豪族でその支配領域は広範囲に及んでいた。その配下には、安曇氏や宗形氏のいたであろう。当時海人族は各地の情報を共有しており、群雄割拠する北九州を統治する限界を見ており、海人族の情報によって九州に次ぐ安住の地を求めていたに違いない。そこでの結論が「大和」であったのだろう。
そこでニギハヤヒ命を首領とたてて、大和へ進行する。
大和は先住民族の統率者として「長髄彦」が居住していた。

少し話は逸れるが、ベルナツ一クの「黄色い葉の精霊」の中に苗族の首領としての資格を語っている箇所がある。
祖先の膨大な創生神話を含む伝承の記憶と動物に順ずる勘を持つ気質と呪術性を兼ね備えていなければ首長と見做されないという。
私が苗族をここに持ち出したのは、苗族が古代の「倭族」越や呉族の祖と思われ、それが朝鮮列島南部や日本列島にも影響を及ぼしている事実があるからである。

その長髄彦もまた、呪術的要素を持っていて、物部氏と同様、ニギハヤヒ命に信服し、自分の妹・御炊屋姫を娶らしてその血を継承使用と目論んでいた。後に続く神武天皇の武器による闘争ではなく、ニギハヤヒ命が平和裏に平定が進んだのは、同族意識が生んだものであったと思われる。

しかし、武闘派の「神武」の出現は事態を一変させた。天孫族同士の命は武闘派が優位に立つ、ニギハヤヒは神武天皇に加担する過程で長髄彦を裏切る事になり、謀略によって神武天皇の勝利に終わる。

それはまた、先住民の氏神「大物主神」との宗教戦争の様相の感があり、情況を複雑にしている。
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